Liquidとは?エアドロ期待の始め方【Paradigm出資・株もBTCも1つの口座】

出典: Liquid 公式サイト(2026-10-20 時点)

Liquid って、Hyperliquid とは別物?名前が似てて混ざる。

別物です。いくつかの板に、1 つの口座から注文を流すアプリですね。

間に挟むアプリって、わざわざ使う意味あるの?

株も金も BTC も同じ残高で触れるのが売りです。ポイントもあるので、今日はそこを見ていきます。
PerpDEX を 2 つ 3 つ触っていると、入金先と残高がばらけてきます。Liquid はそこを狙ったアプリで、Paradigm の出資とポイント制がついてきます。トークンはまだ無いので、何で貯まるかを先に押さえておきたいところ。昔あった日本の Liquid 取引所(Quoine)とは無関係です。
Liquidとは
Liquid は株・金・BTC などの無期限先物を 1 つの口座と 1 つの残高で取引するアプリ。扱うのは米国株・pre-IPO・指数・コモディティ・FX・暗号資産で、どれも価格に連動する先物です。株そのものを持つわけではありません。Web と iOS・Android があり、市場は 24 時間 365 日開いています。
Hyperliquid を直接使うなら、Hyperliquid の板にだけ注文を出す形。一方の Liquid は市場ごとに裏の板(Hyperliquid・Lighter・Ostium など)へ注文を回し、表側はログイン 1 つ・残高 1 つにまとめます。Liquid は資金を預かりません。ただし資金は裏の板のコントラクトに置かれるので、その板やアプリの不具合のリスクは残ります。
- ログイン:メール・Google・Apple・既存のウォレット。iOS は Face ID ロックが既定
- 最小ポジション:10 ドルから
- レバレッジ:市場ごとに上限。暗号資産の perps は最大 40 倍(公式トップの「最大 50 倍」は市場による上限)
- Co-Invest:アプリ内の AI 分析。ChatGPT や Claude からも接続できて、注文は人が Confirm で確定
出典: Liquid Docs「Quickstart guide」、The Block(2025 年 11 月)
手数料は perps では「Liquid の 5 bps + 行き先の板の分」の合算で表に出ています。14 日の加重出来高が 500 万ドル未満の Tier 0 で、perps は テイカー 0.095%・メイカー 0.065%。Hyperliquid 直のテイカー 0.045% の約 2 倍で、その差が 1 口座のまとめ賃です(Hyperliquid の率はPerpDEX の手数料の基本のとおり)。まとめ賃と思えば安いかも、と思えるかどうかが分かれ目なんですよね。

出典: Liquid Docs(2026-10-20 時点の画面)

直で使うより高いなら、損じゃない?

1 つの板しか使わないなら直のほうが安いです。株と BTC を同じ残高で回したい人向けですね。
エアドロップが期待される理由
Liquid は Paradigm・Neo・Left Lane などから計 2,560 万ドルを調達し、トークンは未発表のまま、ポイントだけが毎週積み上がっています。触る理由はこの 2 つに尽きます。
$25.6M
累計の調達額
Paradigm・General Catalyst・Neo・Left Lane など
$18M
2026 年 4 月の調達
Neo と Left Lane Capital が共同主導
毎週
ポイントの更新
取引活動から独自の式で計算
ポイントの説明は Docs で 3 文だけです。取引活動から独自の式で計算し、毎週更新、季節は無く合計が増え続ける。2025 年 5 月からは Season 0・0.5・1 と季節で区切っていましたが、いまの Docs は区切りを外していて、週ごとの総量も書かれていません。残高は iOS なら Profile → Rewards → Points で見られます。

出典: Liquid Docs(2026-10-20 時点の画面)
期待度を B にしたのは、トークンと配分が何も書かれておらず、Liquid 自身は板を持たないアグリゲーターだからです。季節の区切りが無いので締め出されることはありませんが、スナップショットがいつ取られるかも未発表。安心材料にはしないほうがいいです。

季節が無いって、いつ始めても同じってこと?

締め切りが無いだけで、同じではないです。累計なので早く始めた分だけ合計は増えます。
Liquidの始め方
用意するのはメールアドレスか、既存のウォレット。ウォレットが無くても始められます。
STEP 1:アカウントを作る
app.liquid.trade を開くか、App Store / Google Play でアプリを入れて「Get started」。サインインは Apple・Google・メールのどれかで、既存のウォレットを使うなら「Other options → Connect external wallet」です。紹介コードは登録のときだけ入れられて、コードで入った人は Liquid の手数料が 10% 引き(5 bps が 4.5 bps)。あとから足せないので、持っているならここで入れておきます。

出典: Liquid Docs(2026-10-20 時点の画面)
登録すると自分だけが管理するウォレットが作られます。Docs は「Liquid never holds your funds」と書いていて、パスキーやシードを聞いてくることもありません。外部ウォレットでログインした人は、最初の取引の前に 1 回だけ取引の承認をします。これは注文を出すための鍵で、出金はできない設計です。
STEP 2:入金する
ホームの「Deposit」から入金方法を選びます。暗号資産なら USDC などを、Arbitrum・Base・Solana・Hyperliquid ほか 10 のネットワークから送れます(送れるトークンはネットワークごとに違います)。下限は Ethereum だけ 50 ドル、ほかは 10 ドル。カードもあり(Apple Pay と Cash App は米国向け)、銀行振込と一部のカードでは本人確認を求められます。
Docs では取引そのものに本人確認は不要とされていますが、規約上は求められることがあります。送るネットワークとトークンを間違えると戻らないのは、ほかの DEX と同じ。入金画面に出る下限を見てから送ります。

出典: Liquid Docs(2026-10-20 時点の画面)

10 ドルから入れていいなら、まず 10 ドルでいい?

いいと思います。最初は最小ポジションの 10 ドルを 1 回動かすだけで十分です。
STEP 3:最初の注文を出す
上の検索から銘柄を探して、「買い/ロング」か「売り/ショート」、数量、レバレッジを決めて確定します。注文票に強制決済価格の見込みと必要証拠金が出るので、そこを見てから押すのが安全。BTC の画面は板が厚く、最初の 1 回に向いています。Profile で X アカウントをつなぎ、ランキングから数人フォローするとフィードに取引が流れてきます。

出典: Liquid(2026-10-20 時点の画面)
レバレッジと強制決済の仕組みが曖昧なら、先にPerpDEX の強制決済が起きる下落率で確かめておくと安心です。
Liquidの使い方
主に触るのは 3 つです。
多市場の perps:株・pre-IPO・金や原油・FX も、BTC と同じ画面と残高で。土日の夜に Nvidia を触れるのは、株の perps に慣れていない人ほど新鮮だと思います。ただし市場が閉まっている間の価格は、月曜の寄り付きで大きくずれることがあります。
ランキングとコピー:Leaderboard で PnL 順にトレーダーが並び、フィードの「取引をコピー」から同じ取引を写せます。

出典: Liquid(2026-10-20 時点の画面)
Co-Invest:AI に「いま何が動いているか」を聞き、提案された取引を Confirm で確定します。Chrome 拡張やテキストメッセージからも使えますが、確定は常に人です。
ポイントを効率よく貯めるコツ
行動量の目安は Docs にありません。式も非公開なので、週に数回、板の厚い銘柄で小さく回すのが無理のない線です。入金しただけでは増えず、止めた週は増えません。往復だけの不自然な出来高は避けたほうが無難です。ほかの PerpDEX のポイントと数え方を並べるならPerpDEX のポイント 4 つの違いをどうぞ。
気をつけること
注意
- 偽サイト:公式は liquid.trade とそのサブドメイン(app・docs・coinvest)だけ。Liquid Brokers・liquidmarkets.org・旧 Liquid 取引所(Quoine)とは無関係。パスキーやシードを聞く画面は偽物
- 名前が同じ別物:2026 年 9 月に「Liquid Network(ビットコインのサイドチェーン)」で流出がありましたが(公式の報告)、この記事の Liquid とは無関係です
- 行き先の板の事故は受ける:注文が流れる Hyperliquid・Lighter・Ostium の障害や流出の影響は Liquid の口座にも及びます。Ostium は 2026 年 7 月に Vault の流出がありました(Ostium の記事)
- 鍵は自分持ち:非カストディアルなので、端末やログイン手段を失うと戻りません。iOS は Face ID ロックを切らない
- 予測市場:Liquid には予測市場の機能もありますが、この記事では扱いません
- トークンの保証なし:Docs にトークンや配分の記述はありません。ポイントが何に変わるかも未発表です
調べた範囲では、Liquid(取引アプリ)自体の流出や停止は見当たりませんでした。
おわりに、翌週の Points に数字が付くか
少額の USDC で BTC を 1 回触り、翌週、Profile → Rewards → Points に数字が付くかを確かめるのが手堅い流れ。それで「1 口座にまとめる価値」が自分にあるかも見えてきます。株の perps を別の入口でも触りたければ、Ondo Perps の始め方が次の候補です。
価格・条件は 2026 年 10 月 20 日時点のものです。
本記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、投資や特定のサービス利用を勧めるものではありません。筆者は金融庁に登録された金融商品取引業者・暗号資産交換業者ではなく、Liquid は日本の登録業者が提供するサービスではありません。レバレッジ取引は短時間で証拠金を失うリスクがあります。エアドロップは必ずもらえるとは限りません。暗号資産の損益の税務については、税務署または税理士にご相談ください。


