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初任給の手取りはいくら?使い道ランキングと新社会人の予算の組み方

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初任給の給与明細を見る新社会人

初めての給料日、額面を見て喜んだのもつかの間、口座の手取りを見て「え、こんなに引かれるの?」と驚いた人は多いはず。差額の正体は社会保険料と税金です。手取りの目安と使い道、毎月の予算の組み方を順番に見ていきましょう。

結論:手取りは額面の75〜85%。まず「貯金・生活費・自由枠」の3分割から

2024年の大卒初任給は額面で24万8,300円、手取りに換算すると約19〜21万円が目安です(厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」)。初任給の使い道で最も多いのは貯金(37.4%)で、次いで親へのプレゼント(36.6%)という調査結果が出ています(Job総研、2025年)。

毎月の予算は「貯金2割・固定費5割・自由枠3割」から始めると、細かい家計簿をつけなくても生活が安定します。まずは額面と手取りの関係をはっきりさせておきましょう。

大卒初任給24万8,300円の手取りはいくら?

厚生労働省の令和6年賃金構造基本統計調査によると、2024年の新規学卒者の初任給は以下のとおりでした。

学歴初任給(額面)前年比
大学院卒28万7,400円+4.1%
大学卒24万8,300円+4.6%

出典: 厚生労働省 令和6年賃金構造基本統計調査

大卒24万8,300円を例にとると、ここから引かれる主な項目は4つ。参考として、1年目は0円の住民税も表に載せています。

控除項目月額の目安備考
健康保険料約12,000円都道府県・加入組合で異なる
厚生年金保険料約22,700円報酬月額 × 9.15%(自己負担分)
雇用保険料約1,500円2024年度は0.6%
所得税約5,000円扶養人数・月額表で変動
住民税0円2年目の6月から
合計控除約4.1万円
手取り約20.7万円

正直、初めて明細を見ると「こんなに引かれるの」と驚くかもしれません。ただし1年目は住民税がかからないので、手取りとしては最も恵まれた時期でもあります。2年目の6月に住民税が加わると、手取りはさらに1万〜1.5万円ほど減る点は頭に入れておいてください。

注意

社会保険料の控除タイミングは会社によって異なり、初月は一部が未控除で手取りが若干多くなる場合があります。2か月目以降の手取りを基準に予算を組むほうが安全です。

みんなは初任給を何に使っている?

Job総研が2025年に新社会人123名を対象に行った調査では、初任給の使い道の上位は次のとおりでした。

使い道割合
貯金37.4%
親へのプレゼント36.6%
自分へのご褒美25.2%

出典: Job総研「2025年 初任給実態調査」

貯金と親へのプレゼントがほぼ同率で並んでいます。初任給で親をちょっといい店に連れていく、というのは定番の使い方。データで見ても3人に1人以上が実行している計算です。

注目したいのが投資の動きです。マネーフォワードの調査(22〜26歳の利用者1,000名対象)では、初任給を「資産運用・投資」に充てた人の割合が、入社時期でくっきり分かれました。

初任給を投資に充てた人の割合(入社時期別)
2022年以前入社10.3%2025年入社37.5%

出典: マネーフォワード プレスリリース(2026年4月)

わずか数年で約3.6倍。新NISAの影響か、「とりあえず貯金」から「貯金+投資」にシフトする層は確実に増えています。ただし投資にはリスクがあるので、生活防衛資金(生活費3か月分程度)を確保してから始めるのが安心です。毎月いくら貯められるかを手取りから逆算する手順は、社会人1年目の貯金の始め方にまとめています。

電卓と家計簿ノートで月の予算を考えている手元

月の予算を3分割で組む

使い道が決まっても、月末に「残っていない」が続くなら予算の枠組みが必要です。おすすめは「3分割」方式。

割合手取り20万円の場合含まれるもの
貯金・投資2割4万円先取り貯金、つみたてNISA等
固定費5割10万円家賃、光熱費、通信費、サブスク
自由枠3割6万円食費、交際費、趣味、衣類、日用品

予算のコツ

貯金は給料日に自動で別口座に移す「先取り」が鉄板です。残ったお金で貯金しようとすると、ほぼ確実に残りません。

口座振替やアプリの自動積立を給料日に設定しておけば、意志の力に頼らず回ります。固定費が手取りの5割を超えている場合は、スマホの格安SIMへの切り替えや使っていないサブスクの解約から手をつけましょう。固定費の削り方は別の記事でまとめています。

あわせて読みたい大学生のリアル節約術|固定費から見直して月1万円を生む方法

自由枠6万円のうち「交際費」にいくら使うかで、残りの余裕がまったく変わってきます。

「交際費」で消耗しないコツ

自由枠6万円のうち、交際費の目安は1.5万〜2万円に収めておくと、趣味や衣類にも余地が残ります。考え方は3つ。

  • 月の回数を決める: 飲み会は月3回まで、1回4,000〜5,000円のように上限を持っておく
  • 立て替えはその場で記録する: あいまいなまま放置すると、多く払った側が泣き寝入りしがち
  • 安い楽しみ方も混ぜる: 毎回居酒屋ではなく宅飲みや公園ランチを挟むだけでコストは半分以下

新社会人の歓迎会シーズンは特に出費がかさみます。「先輩がおごってくれるだろう」と期待していたら普通に割り勘だった、というのも珍しくない話です。

幹事が全額を立て替えてあとから集金するパターンでは、金額があいまいなまま時間が経つと言い出しにくくなることも。割り勘アプリなどでその場で記録しておけば、後腐れなく精算できます。大きな金額の立て替えが発生する場面では、割り勘の集金と贈与税の考え方も知っておくと安心です。

よくある質問

Q. 初任給の手取りが思ったより少ないのですが普通ですか?

額面の75〜85%が手取りの一般的な水準です。大卒初任給24万8,300円なら手取りは約19〜21万円になります。4〜5万円が社会保険料と所得税で引かれるのは通常なので、心配はいりません。

Q. 初任給から貯金はいくらすべきですか?

手取りの2割(20%)が現実的な出発点です。手取り20万円なら月4万円。難しければ1万円からでも先取りで始めれば習慣になります。迷ったら、まず1万円の自動積立を給料日に設定してください。

Q. 住民税が引かれるのはいつからですか?

住民税は前年の所得に基づいて計算されるため、新卒1年目は課税されません。引かれ始めるのは2年目の6月から。手取りが1万〜1.5万円ほど減るので、1年目のうちに生活費を少し低めに設定しておくと慌てずに済みます。

まとめ

初任給で大事なのは、完璧な家計簿ではなく「貯金・固定費・自由枠」の大枠を決めてしまうこと。まず給料日に手取りの2割を別口座に移す設定だけ済ませてください。

交際費は先に上限を決めて、立て替えはその場で記録する。それだけで出費の不透明さはかなり消えます。2年目の住民税に備えて、1年目から少しゆとりのある水準で暮らす癖をつけておくのが、未来の自分への一番のプレゼントです。

本記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、個別の税務判断を行うものではありません。具体的な取り扱いに不安がある場合は、税務署または税理士にご相談ください。

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