推し活の予算はいくらが正解?推し活破産を防ぐお金の管理術
目次
推しがいる生活は楽しい。でもライブに遠征してグッズを買って課金して……と気づけば、月末の口座が思ったより寂しくなっていませんか。推し活をやめたいわけじゃない、ただ「使いすぎた後悔」だけ止めたい人へ。
結論:推し活予算の鍵は「先取り」と「見える化」
推し活の予算は、手取り月収の10〜15%を先に取り分け、月1回「チケット・グッズ・遠征・課金」の4分類で振り返るのが、無理なく続ける基本形です。
差がつくのは、我慢の量ではなく仕組みがあるかどうかだけ。給料日に推し活の枠を分けているか、何にいくら使ったかが見えているか——この2点があれば、推しにお金を使っても罪悪感は生まれません。逆にここが曖昧だと、収入がいくらあってもなんとなく足りない気分が続きます。
順番に見ていきましょう。
みんな推し活にいくら使ってる?
まず相場感から。推し活総研が2026年1月に全国1,000人(15歳以上)を対象に行った調査では、推し活の月額支出は以下のとおりでした。
| 月額 | 割合 |
|---|---|
| 1,000円未満 | 25.3% |
| 1,000〜5,000円 | 28.7% |
| 5,000〜10,000円 | 20.3% |
| 10,000円以上 | 25.7% |
全体の約4分の3が月1万円未満。一方で4人に1人は月1万円以上を使っています。フォーイットの2025年6月調査(全国500人、20〜69歳)では、月5,000円以内に収まる人の割合に年代差がはっきり出ていました。
高額層の中心は20代です。同調査で月30,001円以上使う人の割合は20代が31.0%と全年代で最も高く、ビデオリサーチの2026年2月調査でも、月10万円以上使う層は20代が最多と報告されています(ひと研究所 推し活調査)。
ただ、ここで気をつけたいのは「みんなもこのくらいだし」で安心してしまうこと。平均はあくまで平均で、自分の財布の上限とは別の話です。
予算の決め方:手取りから逆算する
では、いくらまでなら使っていいのか。おすすめは手取り月収の10〜15%を推し活の上限にすることです。
| 月の手取り | 10%(控えめ) | 15%(余裕あり) |
|---|---|---|
| 8万円(学生バイト) | 8,000円 | 12,000円 |
| 18万円 | 18,000円 | 27,000円 |
| 25万円 | 25,000円 | 37,500円 |
なぜ金額ではなく割合で決めるか。金額を固定すると収入が減ったときに破綻しますが、割合なら収入に連動して自動で調整されます。迷ったら、まずは10%から始めてください。物足りなければ翌月に上げるだけです。
予算の出発点
手取り × 10% を推し活枠にして、給料日にその金額を専用の場所へ移す。物足りなければ翌月から15%に上げる。
固定費に無駄があると、この推し活予算そのものが圧迫されます。スマホ代やサブスクを見直して原資を作る話は別の記事にまとめています。
あわせて読みたい大学生のリアル節約術|固定費から見直して月1万円を生む方法
使いすぎを防ぐ3つの仕組み
予算を決めても、財布がひとつだと結局あるだけ使ってしまいます。効くのは「物理的に分ける」こと。
- 推し活専用の口座やアプリ残高を作る: 給料日に予算分を移し、そこからしか出さない
- 課金・チケットは1枚のカードに寄せる: 明細がそのまま推し活の家計簿になる
- 1回の上限も決めておく: 「1公演のグッズは5,000円まで」のように、その場の熱で崩れない線を引く
このうちどれか1つだけでも始めれば効果は出ます。全部やろうとして続かないより、専用残高を作るだけのほうがいい。気合いで管理するより、仕組みに任せたほうがずっとラクです。
注意
デジタル課金は金額の感覚が鈍りやすく、推し活支出が膨らむ主因になりがちです。アプリ課金や投げ銭は、ストアの上限設定機能を使って月額キャップを掛けておきましょう。
「何に使ったか」を見えるようにする
予算と仕組みがそろったら、最後は振り返りです。毎日つける必要はありません。月に一度、ざっくり4分類で合計を出すだけで十分。
| 分類 | 含まれるもの | 確認方法 |
|---|---|---|
| チケット | ライブ・イベント・舞台 | カード明細 |
| グッズ | 公式グッズ・トレカ・同人誌 | レシートまとめ撮り |
| 遠征 | 交通費・宿泊費 | 予約アプリの履歴 |
| 課金 | ソシャゲ・スパチャ・サブスク | アプリの課金履歴 |
見えるようになると、「効いた出費」と「なんとなくの出費」が分かれてきます。ライブ本編には大満足なのに、勢いで買ったグッズは家で眠っている——そんなパターンに気づけば、次から迷わず削れます。削るのは我慢ではなく、満足度の低い出費だけでいいのです。
月末3分の振り返り
4分類の合計を出して、予算との差額を見る。超えた分類があれば翌月そこだけ意識する。それだけで支出は安定します。
仲間との遠征・共同購入で損をしない
推し活のお金は、一人で完結しないことも多い。ライブ遠征の交通費を仲間と割ったり、グッズやトレカをまとめ買いして分けたり。この「複数人でお金が動く場面」が、地味に財布を溶かします。
遠征帰りの新幹線で「ホテル代って誰が予約したっけ」「チケット代もう渡した?」ってなるのはお約束で、うちの場合はLINEで「あとで送るね」と言ったまま半年放置されたことがあります。数千円のことだったけど、なんとなく言い出しにくくてそのまま。
こうなるのは、誰がいくら出したかが曖昧になるのと、全体でいくら使ったかが見えなくなるから。対策はシンプルで、メモでも割り勘アプリでもいいのでその場で記録して、早めに精算するだけです。友人間で高額な立て替えが発生する場面では、割り勘の集金と贈与税の考え方も知っておくと安心です。
よくある質問
Q. 推し活の予算は月いくらが普通ですか?
推し活の月額支出は、全体の約4分の3が月1万円未満です。ただし「普通」に合わせる必要はありません。手取りの10〜15%を上限にするところから決めてください。
Q. 推しが増えて予算が足りません
推し全体の合計予算を先に決め、その中で配分しましょう。推しごとに青天井で足していくと必ず破綻します。合計の上限を守ったうえで、推しの比重を月ごとに変えるのが現実的です。
Q. 貯金と推し活はどう両立すればいい?
先取りの順番を「貯金 → 推し活予算 → 残りで生活」にするのがコツです。推し活を我慢して貯金するより、貯金を先に確保して残りの範囲で堂々と推すほうが、結局は長続きします。
まとめ
推し活は、我慢の対象ではありません。上限を先に決めて、専用の場所にお金を分け、月に一度だけ振り返る——この3ステップが回れば、使ったお金に後悔しなくなります。
まずは次の給料日に、手取りの10%を推し活用に移すところから始めてみてください。仲間との出費はその場で記録する癖をつけるだけで、お金のモヤモヤがなくなります。推しを長く楽しむコツは、気合いより仕組みです。


