海外旅行eSIMの選び方|5社の料金比較とポケットWiFiとの差
目次
出典: JAPAN&GLOBAL eSIM 公式サイト(2026-10-13 時点)

友だちと韓国に行くんだけど、ネットってどうするのが正解?

いまは各自でeSIMを買うと、いちばん安く済むことが多いです。

ポケットWiFiを1台借りて回すのはナシ?

人数しだいで互角になります。今日はそこを数字で見ます。
海外のネットは「eSIM」「ポケットWiFi」「いつものスマホでローミング」の3択です。どれも使えますが、値段は数倍ちがいます。ここでは名前をよく見る5社の料金ページから、韓国・台湾・ハワイの値段を並べました(料金は2026年10月12日に確認し直した値です)。
結論:基本は各自eSIM。WiFiが並ぶのは4〜5人でずっと一緒に動くときだけ
韓国3泊4日のネット代は、安いeSIMの使い放題プランなら1人2,000円前後、ポケットWiFiの4G使い放題は1台8,280円です。2人で1台を分けると1人4,140円なので、各自eSIMの圧勝。4人で分けて1人2,070円まで下がり、ようやく近づきます。
迷ったら、各自でeSIMを買う前提で考えておけばたいていは困りません。WiFiを選ぶのは、4人以上でずっと一緒に動く旅か、eSIMを使えないスマホの人がいるときです。
ちなみに、いつものスマホのローミングでも行けます。auの「au海外放題」なら事前予約で800円/24時間(予約なしは1,200円・2026年10月12日時点)。4日で3,200円からなので、手間ゼロの代わりに少し高くつきます。無料の日がある料金プランもあるので、先に自分の契約を確かめておくと良さそうです。
eSIMとポケットWiFiは何がちがう?
eSIMは、スマホの中に「旅行用の回線」をデータで追加する仕組みです。カードの差し替えはなく、QRコードかアプリで入れます。日本の回線は残ったままなので、帰国したら切り替えるだけ。
eSIM
- 受け取り・返却なし。メールかアプリで届く
- つなげる人数基本は自分のスマホ1台
- 荷物と充電増えない
- 別行動各自つながる
- 使えないスマホeSIM非対応・SIMロックありは不可
ポケットWiFi
- 受け取り・返却空港や宅配で受け取り、帰国後に返す
- つなげる人数1台を複数人で共有できる
- 荷物と充電本体と充電を毎日持ち歩く
- 別行動本体を持つ人から離れると切れる
- 使えないスマホ機種を問わない
いちばん効くのは「別行動」の行です。 買い物のとき二手に分かれると、WiFiを持っていない側はその瞬間から圏外になります。これ、地味に困るんですよね。

WiFi係の子がトイレに行くと、残りはみんなオフラインってこと?

そうなんです(笑) 待ち合わせの連絡もできなくなります。
5社の料金を韓国・台湾・ハワイで比べる
日数は韓国と台湾が3泊4日(4日間)、ハワイが3泊5日(機内泊をふくめて5日間)の想定です。まずは使い放題のプランから。
| サービス | 韓国 4日 | 台湾 4日 | ハワイ 5日 |
|---|---|---|---|
| eSIM-san(通常価格) | 1,980円 | 2,180円 | 3,180円 |
| World eSIM | 2,880円 | 3,350円 | 3,480円 |
| JAPAN&GLOBAL eSIM | 2,112円※ | 1,910円 | 3,710円 |
| トリファ(7日間) | 5,990円 | 5,990円 | 5,990円 |
| グローバルWiFi(1台・4G) | 8,280円 | 8,280円 | 11,850円 |
出典: eSIM-san、World eSIM、JAPAN&GLOBAL eSIM、トリファ、グローバルWiFi 料金表の各国ページ(2026年10月12日時点・各社の表示額)。※は割引中の価格(通常2,640円)。グローバルWiFiは1日あたりの通常価格×日数で、受取の手数料や補償は含まない
続いて、地図とSNSくらいで足りる人向けの容量プランです。プランの区切りが会社ごとにちがうので、近いものを並べました。eSIM-sanは1日1GBなので4日で計4GB、ほかの3社は期間中に3GBです。
| サービス(プラン) | 韓国 4日 | 台湾 4日 | ハワイ 5日 |
|---|---|---|---|
| eSIM-san(1日1GB・通常価格) | 850円 | 820円 | 1,280円 |
| World eSIM(期間中3GB) | 1,270円 | 1,270円 | 1,280円 |
| JAPAN&GLOBAL eSIM(5日で3GB) | 800円 | 880円 | 990円 |
| トリファ(7日で3GB) | 1,960円 | 1,960円 | 1,960円 |
| グローバルWiFi(1日1.1GB・1台) | 5,480円 | 6,280円 | 8,350円 |
出典: 上の表と同じ(2026年10月12日時点)。料金は変わることがあるので、買う前に各社の公式ページで確かめてください
この5社の中で表示価格がいちばん低かったのは、容量プランだと韓国・ハワイがJAPAN&GLOBAL eSIM、台湾がeSIM-sanでした。使い放題は韓国・ハワイがeSIM-san、台湾がJAPAN&GLOBAL eSIMと入れ替わります。容量や日数はそろっていないので、目安として見てください。

出典: eSIM-san(2026-10-12 時点の画面)
eSIM-sanの韓国の「デイパス」は、毎日日本時間の午前1時に容量が戻ります。超えると128kbpsに落ちますが、追加料金はかかりません(台湾は初回接続から24時間ごとに戻るなど、行き先で少しちがいます)。2026年10月12日時点はまとめ買い割引のセール中で、5枚以上なら1枚あたり最大20%引きの表示が出ていました。セールは期間限定なので、買う前にページで確かめてください。

出典: World eSIM(2026-10-12 時点の画面)
World eSIMはグローバルWiFiと同じ株式会社ビジョンのサービスです。値段は5社の真ん中くらい。韓国 eSIMのページによると、一部のプランを除いて容量の追加チャージはできません(2026年10月12日時点)。足りなくなったら新しいeSIMを買い直す形なので、容量は少し多めに選んでおくと安心です。

出典: JAPAN&GLOBAL eSIM(2026-10-12 時点の画面)
JAPAN&GLOBAL eSIMはイン・プラス株式会社の運営です。韓国には、ふつうのプランでは使えないとされるTikTokやChatGPTに対応した「プレミアム」が別にあり、そのぶん高くなります。

出典: トリファ(2026-10-12 時点の画面)
トリファは日数の刻みが粗く、4日の旅行でも7日間を買うことになります。そのぶん表では高く見えますが、アプリで買って設定まで済ませられるので、はじめての人にはわかりやすいです。料金表にも「最新の料金はアプリ内で確認を」と書かれています。
グループ旅行は誰が何を買う?1人あたりで比べる
ポケットWiFiは1台を何人で分けるかで、1人あたりの値段が大きく変わります。韓国4日・使い放題で並べるとこうなります。
出典: 上の使い放題の表と、eSIM-san 韓国 eSIM の使い放題4日のまとめ買い価格(5枚以上で1枚1,584円・2026年10月12日時点)から計算。グローバルWiFiは韓国4G使い放題2,070円/日×4日

出典: グローバルWiFi(2026-10-12 時点の画面)
通常価格どうしなら、5人で分けたときだけWiFiのほうが安くなります。ただ、グローバルWiFiの「安心補償パック」は1日220円からで、4日分を足すとその差もほとんど残りません。2026年10月12日時点のセール中なら、eSIM-sanを5枚まとめて買うと1枚1,584円になり、5人で分けたWiFiより安くなります。 わたしなら、大人数でも各自eSIMにします。
グループでのお金の分け方
各自でeSIMを買うなら、精算はいりません。それぞれが自分のカードで払って終わりです。まとめ買いするなら、1人が買って人数で割ります。WiFiを1台借りるときも、借りた人が補償オプションまで含めて立て替え、総額を人数で割ればOKです。宿や食事の立て替えと一緒に割り勘アプリへ入れておけば、帰ってからの計算は1回で済みます。
通貨がまざる旅先での精算のしかたは、この記事にまとめています。
あわせて読みたい海外旅行の割り勘完全ガイド|通貨・為替・精算まで迷わず解決
eSIMの設定手順(iPhone・Android)
eSIMの設定は、出発前に日本でインストールまで済ませ、現地で回線をオンにする2段階が基本です。ただし、インストールした時点から期限が進むeSIMもあるので、時期は各社の案内に従ってください。まず、自分のスマホがSIMロックなしかを確かめます。iPhoneなら「設定」→「一般」→「情報」に「SIMロックなし」と出ていればOK。
- 1
eSIMを買う
各社のサイトかアプリで、行き先と日数を選んで購入。QRコードか設定の案内がメールやアプリに届く
- 2
日本でインストールする
Wi-Fiにつないだ状態で、iPhoneは案内のQRコードを読み込む。Android(Pixel)は「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」→「SIMを追加」から。メニュー名は機種で変わることもある
- 3
現地でデータの回線を切り替える
iPhoneは「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信」で旅行用eSIMを選ぶ。Pixelは「SIM」の画面でモバイルデータに使うSIMを選ぶ
- 4
旅行用eSIMのローミングをオンにする
各社の案内どおりに切り替える。日本の回線のローミングはオフのまま。iPhoneは「モバイルデータ通信の切り替えを許可」もオフにしておく
- 5
帰国したら戻す
モバイルデータを日本の回線に戻し、旅行用eSIMをオフにする
出典: Apple サポート「海外旅行中にiPhoneでeSIMを使う」、Google Pixel ヘルプ「Google Pixel でデュアル SIM を使用する方法」(2026年10月12日時点)
インストールしたeSIMは消さない
eSIMは一度消すと入れ直せないことがあります。設定画面で触るのは「オン・オフ」まで。削除は帰国して使い終わってからにしてください。使い始めの期限にも注意。eSIM-sanは購入から90日以内(番号付きは60日以内)、JAPAN&GLOBAL eSIMはインストールから30日以内です。海外で日本の番号への電話を受けると、着信にも料金がかかることがあります。

現地に着いてつながらなかったらどうしよう…

まずは旅行用eSIMのローミングがオンになっているか見てください。
よくある質問
Q. 海外旅行のeSIMは何GBあれば足りますか?
地図と検索とSNSが中心なら、3泊4日で3GBあれば足りることが多いです。トリファの韓国ページでは、2泊3日で地図と検索が中心なら1GBでも足りることがある、としています。写真をたくさん上げる人や動画を見る人は使い放題を選んでください(トリファ「韓国 eSIM」、2026年10月12日時点)。
Q. eSIMのテザリングで友だちにネットを分けられますか?
eSIMでも、テザリングに対応したプランなら友だちにネットを分けられます。トリファの台湾プランはテザリング対応と書かれていて、World eSIMの韓国の4G使い放題プランにも「テザリングも制限なし」と表示されています。ただ、分ける側のバッテリーと容量が早く減るので、ずっと頼る使い方は向きません。
Q. eSIMに電話番号は付きますか?
旅行用eSIMの多くはデータ専用で、電話番号は付きません。eSIM-sanのデイパスやトリファの台湾プランも電話番号なしです。現地の番号が必要なら、eSIM-sanやWorld eSIMの「番号付き」プランを選びます。
おわりに、ネット代は「人数」と「別行動」で決まる
別行動が多いグループほど、各自eSIMにしておくありがたみは大きくなります。WiFiの電池切れや「係の人待ち」がないだけで、旅の動き方がかなり自由になるんですよね。
次にやることは1つだけ。行き先と日数を決めたら、上の5社のページで同じ日数の値段を見比べてみてください。数分で終わります。ネット代もふくめて旅費を先に集めておくなら、友だちと旅行費用を積み立てる方法が使えます。



