ドライブ旅行の割り勘|ガソリン代・高速代と運転した人の分はどうする?
目次
出典: ドラぷら(NEXCO東日本) 公式サイト(2026-10-13 時点)

帰りの車で「ガソリン代いくら?」ってなって、だれも答えられなかった…

しかも運転した人の分で、空気がちょっと止まるんですよね。

運転してくれた人からも同じ額もらうの、なんか悪い気がする。

運転した人の分は軽くしていいんです。どのくらい軽くするかは、計算例つきで見ていきます。
ドライブ旅行は、レンタカー・ガソリン・高速代で払う人がばらばらになりがちです。帰ってから「結局いくら?」を出すのは、たいてい幹事役の人です。
結論:車代は「実費を全員で」、運転した人の分は軽くしてよい
ドライブ旅行の車代は、レンタカー代・補償料・ガソリン代・高速代・駐車場代の実費を合計し、乗った人数で割るのが基本です。 そのうえで、運転を引き受けた人の負担を軽くするかどうかを出発前に決めておくと、帰りの車内がもめません。
運転する人はずっと気を張っていて、お酒も飲めません。なので「運転した人は少し安く」は、わたしはふつうにアリだと思っています。
レンタカー1泊2日・4人だといくら?車代の内訳
例として、東京・練馬から軽井沢へ4人で1泊2日のドライブをする場合を計算します。
| 前提 | 中身 |
|---|---|
| 車 | トヨタレンタカー C1クラス(ヤリスなど)・東京23区の店舗 |
| 期間 | 2日間(48時間以内) |
| 高速 | 練馬IC〜碓氷軽井沢IC を往復(土日・ETC) |
| 走行距離 | 往復約262km+現地で約40km=約300km(仮定) |
| 燃費 | 15km/L(仮定。車種や走り方で変わる) |
この前提だと、車代の合計は次のとおりです。
| 費目 | 計算 | 金額 |
|---|---|---|
| レンタカー基本料金 | 24時間 10,010円+以降24時間 8,800円 | 18,810円 |
| 安心Wプラン(免責補償+NOC免除) | 1,650円×2日 | 3,300円 |
| ガソリン代 | 300km÷15km/L×170.2円 | 3,404円 |
| 高速代(ETC) | 2,950円×往復 | 5,900円 |
| 駐車場代 | 現地の実額(ここでは仮に2,000円) | 2,000円 |
| 合計 | 33,414円 | |
| 4人で均等割り | 1人 約8,354円 |
出典: トヨタレンタカー「料金一覧」・同「保険・補償制度」・資源エネルギー庁「石油製品価格調査」・ドラぷら。いずれも 2026-10-13 時点。駐車場代は仮の数字
高速代はドラぷらで、出発する日の料金を出す
高速代は、NEXCO東日本の「ドラぷら」にIC名と日時を入れると出てきます。平日と土日で ETC 料金が変わるので、かならず出発する日で検索してください。

出典: ドラぷら(NEXCO東日本)(2026-10-13 時点の画面)
土日は ETC なら2,950円、ETC なしだと通常料金の3,700円なので、往復で 1,500円 の差です。帰り(18日(日)の碓氷軽井沢→練馬)も ETC は2,950円でした。平日の13日(火)で検索すると ETC でも3,700円。GW・お盆・年末年始は休日割引がない日もあるので、そこも日付で確かめてください。
ガソリン代は「距離÷燃費×単価」
精算はレシートの実額で、出発前の見積もりは距離÷燃費×1Lの単価で出せます。
単価は、資源エネルギー庁が毎週出している「石油製品価格調査」が使えます。2026年10月5日時点のレギュラーガソリンの全国平均は、1Lあたり170.2円でした。

出典: 資源エネルギー庁(2026-10-13 時点の画面)
全国平均なので、県によって数円ずれます(同じ調査で東京169.6円、長野176.4円)。
見落としやすいのが補償料とNOC
レンタカーで事故を起こすと、保険でカバーされない「免責額」がかかります。さらに修理中の休業補償として「NOC(ノンオペレーションチャージ)」も取られます。トヨタレンタカーの NOC は、自走して店舗に返せた場合で 20,000円、返せなかった場合で 50,000円 です。

出典: トヨタレンタカー(2026-10-13 時点の画面)

NOCって、事故とは別に取られるお金なんだ。

修理中に貸せない分の穴埋め、くらいの理解で大丈夫です。
免責補償だけなら1日1,100円、NOCも免除する安心Wプランなら1日1,650円です(C1クラスの場合)。補償料は「運転する人のための保険」ではなく、全員の車代として最初から割り勘に入れておくのが筋です。 万一のときに運転した人だけが5万円を背負う、という形がいちばんこじれます。なお安心Wプランでも、飲酒運転や届け出ていない人の運転などの約款違反は対象外です。
計算は無料のツールで十分
個人で作られているアプリから紹介します。
| ツール | 作っている人 | できること | 料金 |
|---|---|---|---|
| ガソリン代はいくら?(iPhone・iPad) | Kazuya Fujita(個人開発) | 燃費・単価・距離・有料道路・その他を入れて、人数で割る | 無料 |
| 燃費記録簿(iPhone・iPad) | Takeshi Ejiri(個人開発) | 給油ごとに記録して、自分の車の実燃費を出す | 無料(広告なし版などは有料) |
| ドラぷら | NEXCO東日本 | 日時つきの高速料金・ルート検索 | 無料 |
| gogo.gs | GOGOLabs, Inc. | スタンドごとのガソリン価格を探す | 無料 |
出典: 各ツールの App Store・公式サイト(2026-10-13 時点)
「ガソリン代はいくら?」は入力欄に有料道路と「その他」があり、ガソリン代と高速代を足した1人あたりの額まで一度に出せます。最終更新は2024年5月なので、すこし前のアプリではあります。

出典: App Store(2026-10-13 時点の画面)
自分の車を出す人は「燃費記録簿」で実燃費を残しておくと、カタログ値ではない数字で説明できるのが強みです。
運転した人の分はどうする?4つの分け方
さっきの合計33,414円を、運転手1人・同乗者3人で分けると、運転した人の負担はルールしだいでこれだけ変わります。
同乗者1人あたりの額と、WariSakuでの入れ方は次のとおりです。
| 分け方 | 同乗者(1人あたり) | WariSakuでの入れ方 |
|---|---|---|
| ① 全員で均等 | 約8,354円 | そのまま均等割り |
| ② ガソリン・高速だけ運転した人を外す | 約9,129円 | その2件だけ対象メンバーから外す |
| ③ 運転した人の倍率を0.5にする | 約9,547円 | 車代だけのグループで倍率を0.5に |
| ④ 運転した人は0円 | 11,138円 | 対象メンバーから外す |
出典: 上の内訳表の合計33,414円をもとに筆者が計算(グラフ・表とも1円未満は四捨五入)
迷ったら ② ガソリン・高速だけ運転した人を外す がおすすめです。走るのにかかったお金は乗せてもらった側が持ち、レンタカー代と補償料はみんなで持つ。 同乗者の上乗せは1人800円弱なので、「ありがとう」の気持ちとしてちょうどいい重さだと思います。
運転を交代したなら、ハンドルを握った人全員を同じ扱いにします。レンタカーの場合は、運転する人全員を出発時に店舗で運転者として登録しておきましょう。

800円なら、運転しなくていいほうがうれしいかも。

ですよね。それ、運転しない側の正直な気持ちだと思います(笑)
WariSakuなら、どの分け方も入力だけで済む
WariSaku は登録なしで使える割り勘アプリです。グループのURLをLINEに貼れば、払った人がそれぞれ自分で立替を入れられます。
②と④は、立替を入れるときの「対象メンバー(誰の分を立て替えた?)」で運転した人のチェックを外すだけです。③は、グループの設定画面でメンバーごとに倍率を変えると、均等割りの支払いがその比率で計算されます。
ただし倍率は、均等割りで入れたすべての支払いにかかります。宿代や食事代でも運転した人の負担がほかの人の半分になるため、③を使うなら「車代だけのグループ」を別に作るのがきれいです。最後は精算画面に出る送金ルートどおりに払えば終わり。4人なら送金は最大3回で片づきます。
あわせて読みたいグループ旅行の割り勘をもっとラクに!国内シーン別WariSaku活用例3選
自分の車を出してもらうときは「実費+お礼」
友だちの車で行くときも、ガソリン代・高速代・駐車場代の実費をみんなで割ります。持ち主はタイヤの減りや車検といった見えないお金も払っているので、持ち主が運転もするなら④寄りでもいいくらいです(逆に、これらを上乗せして集めると実費を超えます)。車でテーマパークへ行くならディズニー・USJの割り勘のまとめも参考になります。
ここでよく出るのが「お金をもらって人を乗せたら白タクっぽくない?」という心配。国土交通省のガイドラインは、実費を受け取ることについてこう書いています。
「実費」とは、運送(前後の回送を含む。)に必要なガソリン等の燃料代、道路通行料、駐車場料金、保険料(※)、当該運送を行うために発生した車両借料(レンタカー代)をいう。
出典: 国土交通省「道路運送法における許可又は登録を要しない運送に関するガイドライン」(2024年3月1日制定・2026年6月5日一部改正)
ここでの保険料は、レンタカーの免責補償やNOCのような一時的な保険のことです。自分の車にもともと掛けている任意保険・自賠責は入りません。
同じガイドラインは、運送する側が求めていない常識的な範囲の「謝礼」も、運送の対価ではないとしています。一方で、運賃表を決めてお金を受け取る場合や、謝礼を強く促す場合は 謝礼と認められません。このガイドラインはボランティアや互助の送迎を念頭にした一般的な考え方で、最終的には個別に判断されます。友だち同士の旅行なら、実費をきっちり割って、お礼はごはんをおごるくらいにしておくのが気楽です。
お礼を「1人いくら」で決めない
「乗せてあげるから1人3,000円ね」のように、実費と関係なく料金を決めて集めるのはやめておきましょう。お礼をするなら、乗せてもらった側が自分から、食事やお土産でするのが安心です。
運転を途中で代わるなら、車の任意保険の運転者の範囲(本人・配偶者・家族限定など)と年齢条件も出発前に確認しておきましょう。範囲外の友だちが運転するなら、運転する人が自分で入る1日単位の自動車保険を使う手もあります。

保険のことまで考えたことなかった…

まずは持ち主に「だれが運転していい保険?」と聞いてみましょう。
電車や夜行バスと費用を比べたいときは、ライブ遠征の交通手段別の費用まとめも参考になります。
よくある質問
Q. ドライブのガソリン代は、運転した人も割り勘に入れるべきですか?
ドライブのガソリン代に運転した人を含めるかどうかに決まったルールはなく、グループで決めてかまいません。迷ったら、ガソリン代と高速代だけ運転した人を外し、レンタカー代と補償料は全員で割る方法がバランスを取りやすいです。
Q. 友だちの車に乗せてもらったら、いくら払えばいいですか?
ガソリン代・高速代・駐車場代の実費を、乗った人数で割った額が基本です。持ち主へのお礼は、食事をおごるなど別の形にすると角が立ちません。
Q. レンタカーの免責補償料やNOCも割り勘に入れますか?
レンタカーの免責補償料やNOC免除の料金も、レンタカー代と同じく全員で割り勘にするのがおすすめです。全員が乗る車のためのお金だからです。トヨタレンタカーの安心Wプランは1日1,650円(C1クラス)で、4人なら1人1日約413円です。
おわりに、車代は「出発前に決める」が9割
ドライブ旅行の割り勘でもめるのは、金額よりも「決めていなかったこと」です。出発前のLINEで「運転した人はガソリン・高速なしでいい?」とひとこと聞いておく。それだけで、帰り道は運転した人をねぎらうだけで済みます。
次のドライブが決まったら、予約と一緒に WariSaku のグループを作って、URLをみんなに送っておきましょう。立替はその場で入れれば、解散する前に精算まで終わります🚗


